こんにちは!
DXサポーターズのあゆです。前回まではITツールの概要や活用方法についてお話したのですが、今回は少し趣向を変えて「IT導入補助金」についてお話したいと思います。
IT導入補助金とは?
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する際に、経費の一部を補助するという補助金です。
この補助金は、対象となる企業や事業者が自社の置かれた環境から強みや弱みを認識・分析して、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図らせることを目的としています。
通常枠と特別枠
昨年までは補助対象となるツールはA類型とB類型のどちらかに分類されるものでしたが、今年度(令和2年度)は新たに特別枠が設置されました。
A類型・B類型はどちらも補助率は2分の1なのですが、A類型の方がB類型よりも少ないプロセス・少ない購入金額で対象となります。
一方、今年度新たに設置された特別枠(C類型)の条件は、A/B類型とは下記の点で異なります。
・補助対象経費の6分の1以上が下記のいずれかの要件に当てはまる
①サプライチェーンの毀損への対応
②非対面型ビジネスモデルへの転換
③テレワーク環境の整備
・補助率が3分の2〜4分の3
・ソフトウェアの利用に不可欠なハードウェアのレンタル費用も含まれる
つまり簡単に言うと、コロナ対策のためにテレワークや遠隔ビジネスを行うことや、ウィズコロナの状況下でも顧客への製品供給をこれまで通り行うことに必要なITツールは、ハードウェアのレンタルも含めてA/B類型よりもたくさん補助しますよということですね。
では、これらの補助金を受けたいという場合にはどうしたら良いでしょうか?
申請方法
IT導入補助金の申請は、IT導入支援事業者を介して行います。
まず、IT導入支援事業者は、事業者ごとに支援するITツールを選定して申請しています。
そのため、事業者によって導入できるツールは異なっています。
なのでもし予め導入するツールを決めているのであれば、そのツールを申請している事業者を選ぶ必要があります。
IT導入補助金のHPから事業者の検索が出来ますので、必要なツールに合わせて選んでくださいね。
また、どのツールにするかは決まっていなくても、どんなツールが欲しいかや、どんな問題を抱えているかから、適切なツールをIT導入支援事業者に提案してもらうこともできます。
はじめての申請だとわからないことが多いと思いますが、IT導入支援事業者に相談したら色々教えてもらえるかと思います。
なのでまずは「自社で必要なツールは何か」や「ITツールを用いて解決したい自社の問題は何か」を整理して、その問題に一緒に向き合ってくれるIT導入支援事業者を選んでみてください!