【Googleスプレッドシート】これだけは覚えておきたい便利な関数一覧

こんにちは、DXサポーターズのゆかです。

スプレッドシートを使用する際に主要な関数を予め知っておくと、計算のスピードが格段にあがる上、手入力によるケアレスミスを防ぐので正確性がアップします。

この記事では、ビジネスで知っておきたい利用シーンの多い関数&便利関数をご紹介していきます。

基本計算の関数

合計(SUM)

=SUM(値1, 値2, …) または =SUM(範囲の始まり:範囲の終わり)

平均(AVERAGE)

=AVERAGE(値1, 値2, …) または =AVERAGE(範囲の始まり:範囲の終わり)

最大・最小(MAX・MIN)

=MAX(値1, 値2, …) または =MAX(範囲の始まり:範囲の終わり)

最小値を求めたい場合はMAXをMINへ変えます。

個数を数える(COUNT・COUNTA)

数値が入っているセルの個数を数える場合

=COUNT(値1, 値2, …) または =COUNT(範囲の始まり:範囲の終わり)

こちらでは売上の数字が入っているセルが何個あるかをCOUNT関数を使って出しています。選択範囲には数字が6個入っています。

■文字を含む空白でないセルの個数を数える場合

=COUNTA(値1, 値2, …) または =COUNTA(範囲の始まり:範囲の終わり)

こちらでは、商品名を選択範囲にし、COUNTA関数を使って個数を出してます。

便利な日付関数

今日の日付を自動で入れたいとき(TODAY)

=TODAY() 

そのファイルを開いている時点の日付が表示されます。資料の右上に入れておくと、印刷した際にどの時点のものなのかを表示することができます。

該当の日付の曜日を入れたいとき(TEXT)

=TEXT(日付, “dddd”)  ※●曜日で表示 ex. 金曜日
=TEXT(日付,ddd”)  ※一文字で表示 ex. 金

条件付きの関数

条件に合致する場合と合致しない場合で異なる結果を表示する関数(IF)

=IF(論理式,”条件に合致したときに表示する文字”,”合致しないときに表示する文字”)

▲こちらの例では、商品名=「ノート」である場合に〇を、でない場合を×にするIF関数を入れました。
※関数に文字を入れる場合は” ”で括ると文字として認識されます。

条件が合致した値を合算する(SUMIF)

=SUMIF(検索したい範囲,検索条件,合計範囲)

こちらの例では、商品名の中で「ノート」に該当する場合の売上を合計しています。検索したい範囲は、商品名の入力範囲、検索条件は「ノート」(ノートと入力したセルを参照もしくは”ノート”と入力)、合計範囲は売上の入力範囲となります。

条件を満たすセルの数を表示(COUNTIF)

=COUNTIF(検索したい範囲,検索条件)

こちらの例では、商品名が「ノート」である場合の個数を求めています。検索したい範囲は商品名の入力範囲、検索条件は「ノート」(ノートと入力したセルを参照もしくは”ノート”と入力)です。例では「ノート」が3回出てくるので、結果は3となりました。

エラーが出たときにエラー表示を回避する(IFERROR)

=IFERROR(エラーを判定したいセル,”エラー時に表示したい文字”)

覚えておくと便利な関数

連続した番号を縦方向に附番するときに使える関数(ROW)

=ROW(行番号を調べるセル) ※ROW()で関数を入力したセルの行番号を返す

ROW関数は指定したセルの行番号を調べる関数です。ROW()のように()内に何も入れない場合は、その関数を入力したセルの行番号を返します。上の画像のように、6行目を1として通し番号を附番したい場合は、=ROW()-5で1となります。ROW関数を使って附番することで、後からどこかの行を削除しても番号を修正する必要がなくなります。

指定範囲の中から検索条件に一致したデータを検索して取り出す関数(VLOOKUP)

=VLOOKUP(検索する値,検索対象の範囲,値を返す列番号,[検索方法])

VLOOKUP関数は、指定した範囲の中から検索条件に一致する値を取り出す関数です。例えば、上の画像のような商品価格表の中から、指定の商品名の価格を取り出したいときに活用できます。

例の場合、検索する値は、商品名(商品名を入力してあるセルまたは商品名を””で括った文字列)、範囲は表のB~C列、値を返したい列番号はC列の価格になるので範囲の中の2列目(範囲の1番左を1としてカウント)とします。

※[検索方法]はオプションで追加するもので「TRUE」か「FALSE(または0)」のどちらかを指定します。完全に一致するデータを取り出すことが多いので「FALSE(または0)」の方を指定しておけばよいかと思います。データが見つからない場合等は「TRUE」にすると、完全一致ではなく最も近い一致を取り出します。

・ ・ ・

今回は主要な便利関数をご紹介させていただきました!

オンライン情シス」では、Google Workspaceの導入サポートや些細なPC周りのご相談やトラブル時のサポートも行っています。
まずはお気軽にご相談ください!